当たり前のことですが、占いができるから占い鑑定をすることができます。

 

占いを勉強し始めた頃は、多くの方が占いの知識を詰め込むことに力を注いだのではないでしょうか?

私も必死で知識を詰め込んでいました!

 

しかし、ある時に気づくんですよね。

占うスキルと鑑定をするスキルは全く別な物であるということに・・。

占いを完璧にこなせれば、良い鑑定ができると思っているのなら、それは大きな落とし穴かもしれません。

 

これは占い師個人の価値観によって変わってくるでしょう。

ですので、私個人の考え方として読んでいただけますと幸いです。

 

さて、話を戻します。

 

占いはできる。しかし鑑定はできない。

この問題にぶち当たる方は多いのではないでしょうか?

じゃぁ、どうやって鑑定ができるようになるのか。

 

それはやっぱり数をこなすしかありません。

 

占いは一人でもできますが、鑑定は相手がいて成立するものです。

占い鑑定ができるようになるには、たくさんの方を鑑定する必要があるのです。

鑑定というステップを飛ばして、占いが上達することがないと私は考えます。

 

以前、鑑定を受けてくださったお客様で、

「悪い事ばかり言われてとても嫌な気持ちになった。占いが嫌いになった。」

とお話されている方がいました。

占いの鑑定をご依頼いただいている時点で、

何らかの不安だったり、気になることがあるのが前提だと思います。(絶対ではないですが・・。)

 

どちらかと言えば、占いを受けてくださる方は、

気持ちが下向きになっている場合が多いとは思うのですが、

更に苦しい気持ちにさせてしまうのはどうなのだろうと私は思います。

 

占い師としての仕事は真っ当していると思います。

占いの結果を伝えているわけですから。

しかしそれは占いをしているだけであって鑑定ではないと思っています。

 

占いができるできないよりも、鑑定を受けてくださった方が少しでも明るくなったり、心の負担が軽くなるように願って鑑定させていただくことが一番大切なことだと思います。

 

占いで出た結果を伝えるなと言っているわけではありません。

伝え方が大切ということです。

 

極論を言ってしまえば、基本的なことを占うスキルがあればそれで十分とも言えます。

何をすべきか見失ってしまいがちになると思うのですが、目的は占いをすることでありません。

悩みを解決することです。

 

占いができることはとても大切なことです。

占い力があればいい鑑定に繋げることができるでしょう。

でも占い力よりも先に、鑑定力(気持ちを軽くしたり、やる気を引き出す)を伸ばせるように努力することが大切だと私は感じています。

 

占い鑑定をするためにスキルを身に着けるのではなく、少しでもご依頼くださる方の力になるために占いスキルを身に着ける。

このような意識が大切なのだと思います。

 

占いはあくまでも手段です。

問題が解決するのであれば占いは無くてもいいとも思っています。

ただやはり占いがあった方がより詳細な事柄がわかったり、お伝えできるメッセージも多くなるので、切っても切り離せない関係だなーと感じています。

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